コラム

ー軽貨物の効率的な運用 配達数と手取りを伸ばす段取り・ルート・管理のコツー


打ち合わせ風景

効率的な運用とは「たくさん走る」より「ムダを減らす」

軽貨物で効率を上げるというと、気合いでスピードを上げて配達数を増やすイメージが出やすいです。でも実際に手取りを増やす近道は、走る距離や時間を増やすより、ムダを減らして同じ稼働で成果を出すことです。ムダの代表は、積み込みに時間がかかること、配達順がぐちゃぐちゃになること、駐車や建物の出入りで詰まること、持ち戻りが多いこと、そして経費の増えすぎです。これらを一つずつ小さく改善するだけで、体力の消耗が減り、事故やミスも減って、結果として安定して稼げるようになります。
初心者がまず意識したいのは、作業を「運転」「停車」「歩き」「探し物」に分けて、どこで時間を失っているかを把握することです。多くの場合、運転より停車と探し物で時間が溶けています。運用の改善は、早く走ることではなく、迷わず、止まらず、戻らない状態を作ることだと考えると取り組みやすくなります。

積み込みで差がつく 朝の10分が一日の配達数を決める

配達はスタート時点で勝負がつきます。積み込みが雑だと、現地で荷物を探す時間が増え、結果的に一日の流れが遅れます。効率的な運用の基本は、取り出しやすさを最優先に積むことです。重い荷物を下に置く、壊れやすい荷物を守るといった基本はもちろんですが、さらに重要なのは配達順に近い並びを作ることです。完璧に並べなくても、エリアごと、建物の種類ごと、時間帯ごとに分けるだけでも探す時間は激減します。
積み込み前にやると効果が大きいのは、伝票や宛先の確認で迷いそうな荷物を先に抜き出して、メモを付けておくことです。たとえば同じ建物名が多い、部屋番号の表記が分かりにくい、入口が複数ある集合住宅などは、現場で焦りやすいポイントです。ここを朝に処理しておくと、走り出してからのミスが減ります。積み込みは単なる準備ではなく、配達の前倒し作業だと思うと意識が変わります。

ここからは、積み込みの工夫を実際の動きに落とし込むために、分類方法と荷室の使い方を具体的に見ていきます。難しい道具は不要で、考え方だけで変えられます。

分類は「エリア」+「建物タイプ」で分ける

初心者がやりがちなのは、番号順や見た目の順で積んでしまうことです。おすすめは、エリアで大きく分けて、さらに戸建てと集合住宅、企業配送のように建物タイプで分ける方法です。建物タイプが同じだと停車の仕方や持ち方が似るので、動きが安定します。結果としてリズムが作れ、疲れにくくなります。

荷室の固定席を作ると探し物が減る

荷物が増減すると荷室が毎日変わり、探す時間が増えます。そこで、荷室の一部を固定席にして、いつも同じ場所に置くカテゴリを決めると効率が上がります。たとえば当日中に必ず出るもの、午前中に集中するもの、夕方に残しがちなものを分けて、置き場所を固定します。習慣化すると体が勝手に動き、確認時間が減ります。

ルートと停車の設計で「時間のロス」を減らす

効率の差が最も出るのは、ルートと停車です。地図上で近い順に回るだけでは、信号待ち、右折のしにくさ、駐車できない場所、エレベーター待ちなどで時間が詰まります。運用を良くするには、移動距離より「停車のストレス」を減らすのがポイントです。停車がスムーズだと、荷物を持って降りる回数も減り、結果として一件あたりの処理時間が短くなります。
また、配達順は一度決めたら終わりではありません。同じエリアでも曜日や時間帯で混み方が変わり、建物の受け取りやすさも変わります。効率的な運用を目指すなら、日々の体感をメモにして、少しずつ順番を調整していくことが大切です。たとえば朝の渋滞がきつい道路は後回しにする、夕方に混む商業エリアは避ける、集合住宅はまとめて固めるなど、工夫の余地はたくさんあります。最初から最適解を狙わず、改善を積み重ねる運用が強いです。

持ち戻りを減らす工夫が、効率と評価を同時に上げる

軽貨物の効率を落とす最大の原因の一つが持ち戻りです。持ち戻りが増えると、再配達のためのルートを組み直す必要が出て、配達計画が崩れます。さらに、翌日の荷量にも影響しやすく、疲労が蓄積してミスが増える悪循環に入りがちです。持ち戻り対策は、精神論ではなく仕組みでやるのがコツです。具体的には、配達先で迷わない準備、受け取りパターンの把握、そして現場での一言の丁寧さが効きます。
初心者でもすぐできるのは、受け取りが難しい住所を自分の中で「要注意リスト」にしておくことです。たとえばオートロック、部屋番号が見つけにくい建物、建物名が似ているエリアなどです。こういう場所は、時間があるうちに処理する、同じ建物をまとめて持っていく、入口の位置を先に確認してから荷物を持つなど、動き方を少し変えるだけで結果が変わります。持ち戻りを減らすと、時間が空き、余裕ができ、さらに効率が上がるという良い循環が作れます。

数字で管理すると運用が安定する 初心者向けの簡単な見える化

効率的な運用を続けるには、感覚だけに頼らず、最低限の数字で振り返ることが大切です。難しい表は不要で、一日ごとの結果が分かれば十分です。おすすめは、配達件数、稼働時間、走行距離、持ち戻り件数、燃料代の五つを記録することです。これだけでも、どの日に何が原因で遅れたのかが見えてきます。たとえば件数が同じなのに時間が伸びた日は、停車が詰まったのか、荷物を探したのか、持ち戻りが多かったのかを振り返れます。
さらに一歩進めるなら、時間の使い方をざっくり分けると効果が大きいです。積み込みに何分、移動に何分、建物内の移動に何分、問い合わせや確認に何分というように、ざっくりで構いません。数字があると改善点がはっきりし、努力が空回りしません。効率化は根性ではなく、ボトルネックを見つけて潰す作業です。記録はそのためのライトな道具だと考えると、続けやすくなります。

効率を上げながら安全と品質も守る運用のまとめ

軽貨物の効率的な運用は、速く走ることではなく、ムダを減らし、迷いを減らし、戻りを減らすことです。積み込みで探し物を減らし、ルートで停車のストレスを減らし、持ち戻り対策で計画崩れを防ぎ、数字で振り返って改善を積み重ねる。これだけで、同じ稼働時間でも配達数が増え、疲れ方が変わり、手取りが安定しやすくなります。
最後に忘れたくないのは、安全と品質が効率の土台だという点です。焦って事故や破損が起きると、時間もお金も一気に失います。丁寧さは遠回りに見えて、持ち戻りやクレームを減らし、結果的に最短ルートになります。初心者ほど、まずは一日の流れを安定させ、同じ動きを繰り返せる運用を作ることを目標にすると伸びやすいです。小さな改善を積み上げて、無理なく長く続けられる運用を育てていきましょう。

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