「軽貨物ドライバーって実際どうなの?」
「軽貨物ドライバーになるメリットやデメリットを知りたい」
軽貨物ドライバーに興味があったとしても、実態については知らない人も多いのではないでしょうか。
軽貨物ドライバーは、働き方が自由であるなどのメリットがある一方、慣れるまでがきついといったデメリットもあります。
そこで今回は、そんな軽貨物ドライバーのメリットやデメリット、仕事に向いている人について運送のプロが徹底解説します。
軽貨物ドライバーの仕事について知りたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
軽貨物ドライバーってどうなの?
軽貨物ドライバーは、軽貨物(封筒や小さめの荷物)の配達依頼を受け、指定された住所へと配達する仕事です。軽貨物ドライバーは、業務委託で仕事を受けることが一般的です。
近年は、インターネット通販の利用者が増えており、需要も増えています。また、企業によってはフードデリバリーや企業間取引の郵送物を扱う場合もありますよ。
軽貨物ドライバーのメリット5つ
ここでは、「軽貨物ドライバーの仕事ってどうなの?」と疑問に思う方に向けて、メリットを6つ説明します。
1.働いた分だけ稼げる可能性がある
ドライバーは、働けば働く分だけ稼げる可能性が高くなります。
軽貨物ドライバーの仕事は、固定給の会社員とは異なり、配達した荷物の個数や労働時間に応じて給料が決められます。つまり、経験を積み一日の配送量を増やしていくことで、収入も高くなるのです。
2.働き方が自由で自分のペースで働ける
自分の計画に合わせて自由に働けることも大きなメリットです。
軽貨物ドライバーの中には、副業として働く人や女性、シニアも多く、自分が無理しない範囲の仕事だけを受注できます。さらに、休みの曜日や日数も自分で決められるため、プライベートと両立した働き方ができるでしょう。
3.性別や年齢、学歴問わずに働ける
軽貨物ドライバーは、年齢や性別、学歴を気にすることなく仕事に就けます。
ドライバーは、仕事を丁寧に確実にこなしてくれる人を重視しているため、仕事ができれば定年退職後の人や留学生などどのような人でも構いません。また、取り扱い荷物のほとんどは軽量で持ち運びやすいため、力持ちでなくても大丈夫です。
4.社内の人間関係や規則に縛られない
基本的にドライバーは、業務委託契約で働くため、人間関係のしがらみや会社の規則に縛られることがありません。
働く上では最低限のコミュニケーションや礼儀は必要です。しかし、上司や同僚は存在せず、一人での業務がほとんどであるため、人間関係のわずらわしさがなくなるのです。
5.自分の好きな空間で仕事ができる
自分だけの空間で仕事ができることもメリットとして挙げられます。
業務中は車が自分だけの空間になるため、音楽やラジオ番組を聴くなどして、自分が快適だと思う過ごし方ができます。通勤で満員電車に乗るストレスからも解放されるでしょう。
軽貨物ドライバーのデメリット4つ
軽貨物ドライバーの仕事には魅力がたくさんある一方で、デメリットも存在します。
1.慣れるまではきつい
業務に慣れるまでは、大変だと感じることがあります。
軽貨物ドライバーは、時間内にどれだけ多く配達できるかが大切なポイントです。配達数を増やせばその分稼げるものの、より仕事がハードになり体力面で疲れてしまいます。
体力に自信があったとしても、慣れるまではきついことを覚えておきましょう。
2.拘束時間が長い
ドライバーは、早朝から夜まで勤務することが多いため、拘束時間が長くなります。
通勤時間を合わせると、一日14時間ほど拘束される場合もあります。また、荷物によっては、時間指定配達や再配達があるため、効率的に回れるルートを考えながら行う必要があるのです。
3.休みたい時に休みづらい
突然予定が入った場合に休みづらいこともデメリットとして挙げられます。
業務委託ドライバーの多くは、契約時に稼働日や時間を決め、契約に乗っ取って毎日の配送が割り当てられます。そのため、冠婚葬祭などよほどのことがない限りは、仕事を休むことは難しいのです。
4.交通事故のリスクが高い
軽貨物ドライバーは、交通事故のリスクが高くなります。
軽トラックや軽バンを使用する軽貨物運送では、路地や人通りの多い道を通ることは日常的です。また、ナビを見ながら運転したり、駐停車を繰り返したりするため、交通事故のリスクが高まってしまうのです。
軽貨物ドライバーに向いている人とは?
ここでは、軽貨物ドライバーに向いている人について説明します。
いつでも安全運転ができる人
どのような状況であっても、安全運転ができる人は向いています。
運転する時間が長いドライバーは、交通ルールを守り、思いやりの精神を持って運転する必要があります。安全運転は、長く仕事を継続していくうえでも重要ですよ。
一人で作業をするのが好きな人
自分のペースで作業をする人が好きな人も向いているでしょう。
軽貨物ドライバーは、基本一人で業務を行います。一人行動が好きな人や、自分のペースで働きたい人にはぴったりではないでしょうか。
体力に自信がある人
ある程度体力に自信があれば、仕事を楽しめるでしょう。
軽貨物は、基本軽量であるものの、季節問わず作業が必要となり、日によっては何段もの階段をのぼる時もあるでしょう。体力の消耗が激しい仕事であるため、運動好きな方が向いていますよ。
明るくて責任感がある人
人と明るく接し、責任感がある人はドライバーにぴったりです。
ドライバーは、ただ荷物を運ぶのではなく、集荷先から顧客へ直接届ける責任のある仕事です。直接人とかかわるからこそ、明るく丁寧な対応が求められます。
まとめ
今回は、「軽貨物ドライバーってどうなの?」と思われている方に、仕事のメリットやデメリット、向いている人についてわかりやすく説明しました。
軽貨物ドライバーは、誰でも自分のペースに合わせて働けるなどのメリットがあります。しかし、慣れるまでがきつかったり休みづらかったりというデメリットもあるのです。
良い点と良くない点を把握したうえで、軽貨物ドライバーに興味のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。